1949-09-14 第5回国会 衆議院 建設委員会災害地対策特別委員会連合審査会 第2号
今年のヘスター、あるいはキテイ、それぞれの災害の應急復旧のみならず、同時に予防対策までさかのぼつて今年のうちに予算の配慮をするというところまでお考えを願いたい。今後の災害予防の対策は、原則をひとつつくつていただいたらどうかということを重ねて申し上げたいのであります。
今年のヘスター、あるいはキテイ、それぞれの災害の應急復旧のみならず、同時に予防対策までさかのぼつて今年のうちに予算の配慮をするというところまでお考えを願いたい。今後の災害予防の対策は、原則をひとつつくつていただいたらどうかということを重ねて申し上げたいのであります。
大体の額ににつきましても、どれくらいの額があるならば毎年この災害の應急復旧に対し善処し、さらにその予防に対して進み得るかということにつきましても、お見込みをお持ちではないかということを考えるのでありまして、これに対しまして長官のお考えを承りたいと思います。私どもは長官のお答えによりまして、なお委員会といたしまして將來の予防に対する策を研究いたしたいと考えておる次第であります。
併し何しろ現場が非常に不便なところでありましたために、事故の届出が相当遅れた、それから應急復旧に直ぐ多数の職員が行つた、或いは又その列車に乘つておつた乘客が多数おつたというような関係で、現場が非常に荒されてしまつたというようなことが、捜査に非常に大きな障害になつております。
それから災害の復旧問題でありまするが、大体一番最初の九州方面の災害におきましては、應急復旧だけで約三億円程度の損害をこうむつております。しかしながら根本的に復旧をするということになりますれば、その金額ではとうていできません。また東京を襲いました災害の復旧に要する経費も、大体三億円程度であります。また三億か四億かはつきりいたしませんが、大体その程度であります。
○説明員(目黒清雄君) 利根川については御承知の通りに例のカザリン台風のとき利根川が切れましたので應急復旧を一億くらいやつたのであります。その後二年ばかり五億程度ずつやりました。今年やれば十億、二十億くらいは出しております。そこで今年の雨で水防で持つたといいながら実は五億、十億近い金を出したことによつて、やや補強されたのです。
次に災害復旧費の三十万円という最低線を押えた理由は、一應、應急復旧費として今のデラ台風に対しまして緊急に融資その他の方法を講じたのでありまするが、この場合になるべく重要な緊急な所をやつてもらいたいのが念願でありまして、それに対する配当額に対する基準として一應これをとつたのであります。
でありまして、できるだけ災害復旧費というものを減額いたしまして、それよりもこれらの予防に対する根本的な治山治氷策を講じなければ、結局はそのために多額の災害費を要し、ひいては國の財政に破綻を來すというふうに、われわれ考えておるのでありまして、やはりどこまでも根本の治山治水策がわれわれの目的であると考えておるのでありますが、不幸にして予算面の割合いを見ますと、約三分の一が根本策でありまして、三分の二が災害の應急復旧費
その間二ケ月、三ケ月、或いは四ケ月という間、府縣の自力に俟つて應急復旧をしておつたというのが事実であります。ところが今年度に入りまして、府縣の自力に俟つべく府縣の財政が非常に窮迫しておるということがはつきりいたして参りまして、そこで放つて置けない。併し予算はない。
以上で今回のデラ台風による各縣の被害程度の概況を申し上げたのでありますが、災害地の應急復旧工事については、地元民の熱心なる努力にもかかわらず、数次にわたる豪雨のため被害は累増しており、たとえば地元民の熱心な努力により、用水路の埋没、冠水田畑の修復がなされ、植付けも三度やり直したという状況でありました。なお不日豪雨のため復旧工事が水泡に帰した箇所が多々あるのであります。
予防いたさなければ何回應急復旧をいたしましても、この復旧事業は効果を奏さないということが明らかに感ぜられるのであります。また災害復旧事業に、いろいろの仕事がありますが、その仕事の中に関連性を持つておりませんと、結局効果がない。河川を直しましても、農業水利の方が不完全でありますれば、やはりせつかくやりました河川の改修も役立たない。
そのほかに地元負担の地方の財源で工事をやつておりますうちに財源が涸渇してしまう、さらにも、少し重要な原因といたしましては、特に河川の應急復旧等の工事につきましては見越しの契約をして工事をする問題でございます。つまり國の補助を予想いたしまして、財源については何とかするから仕事やつて行つてくれという話であります。
言葉をかえて申しますと、應急復旧に対しましては、九州の火力発電所は完成とは申しかねるのでありますが、ほぼ予定通りいたしまして、需給の逼迫を緩和するというよりも、何とかして需給のつじつまを合わせたいと考えております。しかしこれをいたしましても、まだ本州よりも九州の電力は悪いのであります。
この震災は、水害、風災でもつて鉄道の受けました損害は、應急復旧に要する経費だけで大体三十億くらい、こういうことになつております。少くともそういつた災害復旧に要する経費の増だけなりとも、前段で申し上げました物價改訂の差はともかくといたしまして、これだけにせめて追加予算を何とかお願いして処置したい。
第二に文部省所官におきましては、会計檢査院の批難事項中に長崎医科大学附属病院の戰災應急復旧工事の請負につき、年度内に未完成であるにも拘わらず、工事費の全額を支拂つて経費の年度区分をみだつた事件があります。
しかもわれわれが非常に痛切に感じておるのは、昨年、一昨年とあの三回にわたつた大水害、あの大水害を考えるときにおいて、この災害に対する應急復旧さえもほとんどなし得ないという状態なのでありまして、これではわれわれ正直な話が、益谷建設大臣の今までの御主張も何ら予算面に現われていないことに対しまして、はなはだ実は残念であります。
從つて應急復旧工事も必要でありますが、恒久対策も政府としてとるべきではないかと思うのであります。從いまして本日この席で具体的の説明を願えられないのであれば、次回におきまして責任ある政府の説明を願いたいのが一点であります。
まず、昭和二十一年度学校特別会計歳出面におきまして、経費の年度区分をみだつたものは長崎医科大学附属医院本館及び薬局戰災應急復旧第一期工事ほか四工事の件でありますが、右工事はいずれも契約期日までに竣功させるべく鋭意努力したのでありますが、当時請負人側における資金難と労務及び資材の入手難のため予定通り進捗せずして、竣功期日が年度を経過いたしましたことはまことに遺憾とするところでありまして、將來十分注意するとともに
ゆえに應急復旧工事につきましては、全額國庫負担のもとに迅速に実施すべきであるとともに、災害地に対する資材は、目下需要量の半分にも滿たない現状でありますから、すなわちセメントあるいは鉄材というようなものにつきましては、すみやかに完配することが絶対必要であります。
ただ当面の應急復旧費といたしましては敢て支障のないものと、かようの観点に立つてこれを計上いたしたような次第であります。
逓信省関係、運輸省関係及び農林省関係について、主として昭和二十三年度公共事業費災害追加要求の面で各関係大臣及び政府委員より説明を聽取し、詳細にわたり、るる質疑を行い、本委員会設置の趣旨に沿い、これが対策樹立のため鋭意検討を加えて來たのでございますが、今各省別にこの要求額等について申し上げれば、建設省関係百三十億八千余万円中、今期緊急要求額五十一億二千万円、農林省関係八十五億八千余万円、運輸省関係鉄道被害應急復旧費二十八億九千余万円
次に、各省別に申し述べますれば、建設省関係百三十億八千余万円中、今期緊急要求額五十一億二千万円、農林省関係八十五億八千余万円、運輸省関係鉄道被害應急復旧工事費二十八億九千余万円、逓信省関係應急復旧費二億七千余万円、以上運輸、逓信各省については、この復旧費は予備費でまかなうといたしましても、この四省のみでも二百五十億弱に上るのであります。
それでこれを應急復旧せしむるための費用は七千九百十四万八千円になつております。 次にアイオン台風の被害の概要は、局舎等建築物の被害は総計二百三十三局でありまして、その間被害の相当大なるものが五十九局であります。
即ち罹災者の生活確保、農地その他生産施設並びに通路、河川、橋梁などの應急復旧、危險箇所の処置などが速かに講ぜられねばなりません。